Bitstamp が $5M 相当のビットコインを失い業務を一時停止

2015年のスタートは、深刻なニュースからとなってしまいました。Mt. Gox(マウントゴックス)亡き後、数あるビットコイン取引所をリードしてきた Bitstamp に、問題が起きています。

Bitstamp が管理するビットコインのウォレットに問題が生じ、顧客からのデポジット処理が停止されました。すぐにその問題の原因が発表されたのですが、深刻な事態が発生していました。

Bitstamp has released a new statement regarding the security of its website, admitting that it has lost “less than 19,000 BTC”, about $5.1m at press time.

Bitstamp からの発表内容は、$5.1M(約6億円)相当のビットコインを失ったという内容でした。セキュリティー上の問題で、ホットウォレットからビットコインが無くなったとのことです。

現在、Bitstamp は業務を一時停止しています。原因の究明、問題の解消がされるまでは、このまま使えません。早急に問題を解決して業務を再開し、これ以上の信頼失墜が起きないように努めてもらいたいと願います。

BitOcean が新型のビットコイン ATM を提供開始

中国の BitOcean が、ビットコイン ATM の市場に変化をもたらします。既存の ATM(あるいは自動販売機)より高性能な、新型の ATM を発表しました。

BitOcean Technology Development Co, Ltd has released Chinese-developed and -made bitcoin ATMs with a feature list designed to compete with popular existing products.

The new machines – the second generation developed by the Beijing-based company – are two-way kiosks, meaning they enable users to buy and sell bitcoins, with multi-currency support and compliance capabilities to match various jurisdictions.

新型のビットコイン ATM は、ビットコインの購入だけではなくビットコインの販売もできる製品になっています。しかも、複数の通過に対応するとのことです。これによって、オンラインだけではなく実店舗でもビットコインを購入することができます。
気軽にビットコインが手に入るビットコイン ATM の存在は、ビットコインの普及には欠かせません。今後、ビットコイン決済に対応する店舗や商品が増えれば増えるほど、ビットコイン ATM の価値は高まっていきます。

ATM ビジネスは、簡単に参入できる市場ではありません。BitOcean の勢いを感じます。

BitOcean は、Mt. Gox (マウントゴックス)を救済して日本市場へ進出をする計画を持っています。BitOcean の成長は、日本のビットコイン市場にとっても好材料となります。

ビットコイン取引所 Kraken の日本市場への関心

以前より日本市場参入に興味をしめしていたビットコイン取引所の Kraken ですが、ついにその時が来るのか?と話題が出始めています。

記事では Kraken 誕生の背景や日本でこれまでに続けてきた活動が紹介されています。

Competition for a slice of Japan’s virtual currency market is intensifying as new entrants seek to take advantage of the vacuum left by Mt. Gox. BitFlyer began offering services in April. BitOcean, a Chinese startup, joined with New York-based Atlas ATS Inc. to bid for the assets of the defunct Mt. Gox. The two companies plan to start a bitcoin platform in the country this month, according to Nan Xiaoning, founder and chief executive officer of BitOcean.

Mt. Gox (マウントゴックス)が無くなった後、日本では bitFlyer が販売所を開設し、ビットコインの売買サービスを提供しています。BitOcean と Atlas は、マウントゴックスのスポンサーとなって参入することを目指しています。そこに、Kraken が参入する予定となっています。BitOcean や Kraken の事業開始がいつになるのかはまだわかりませんが、日本のビットコイン市場が活発になり、伸びていくことは間違いありません。

ちなみに Reddit では来月(9月)にも参入という見出しで紹介されていますが、いまの確かな情報ではありません。

Mt. Gox(マウントゴックス)債権者集会のまとめ

7月23日に、マウントゴックスの債権者集会が開かれました。当日配布された資料は、公式サイトからダウンロードできるようになっています。

Mark Karpales 氏も出席した集会は、一切の撮影、録音が禁止されていました。全容は参加した債権者しか知ることが出来ませんでした。この記事では、当日の発表や質疑応答から要点をまとめてお伝えします。

先に結論を述べると、配布資料でわかること以上の情報はありません。キーワードは、調査中検討中です。

ビットコインが消失した原因は?

  • 原因は不明
  • 調査中

ビットコインだけじゃなく、銀行の預金も減っているがその原因は?なぜ?

  • 原因は不明
  • 調査中

破産時の決算書だけでは無く、破産前の決算書を公開してほしいがその予定はあるか?

  • 検討中

ブロックチェーンの記録をたどれば発見できるかもしれないが、アドレスを公開する予定はあるのか?

  • 調査にどのような影響が出るのか不明なため大事を取って公開は控える

ビットコインの専門家では無い組織に頼らず、コミュニティーに調査協力を依頼すべきではないか?

  • リスクを考えて情報公開はできない

国際的な事件として FBI 等に協力を要請しないのか?

  • 刑事事件としての質問は回答できない

なぜ債権者集会を公開しないのか?

  • 債権者のために開かれているから一般に公開できるものではない
  • 規則に従っている

債権者のほとんどが海外にいるが、どう説明する?

  • いまのところネットを使った配信の計画は無い

ハガキで全世界に通知するのは無駄だとは思わないか?

  • 一般的な流れに則ってハガキが送付された
  • 今後はメール等で連絡をする予定

今後もし資産が分配されるとしたら、ビットコインで分配されるのか?

  • 法律上は換金する必要がある
  • ビットコインでの変換を希望するか?という破産管財人の問い
  • 参加者一同は拍手喝采←クライマックス
  • 実現性は不明
  • ビットコインで配布するという方向性で検討は進める

スポンサーは見つかるのか?交渉中なのか?

  • 複数組織が名乗りを挙げている
  • 最も債権者にとって利益となるスポンサーを選定する

債権者側からの届け出の時期は?

  • 11月を予定していたが延びる
  • 追って連絡がある

以上です。次回は、11月に開催する予定とのことです。日本語縛りの質疑応答を撤廃することと、内容のネット上への公開を実現して欲しいと思いました。

当日参加した債権者及び代理人は、多くが日本語ネイティブではない人たちでした。ましてや、世界中に散らばる債権者の大半は、日本に来ることもできない人たちです。そんな状態で、まともな情報公開、調査ができるとは思えません。

ビットコイン自体がそうですが、今回の事案を通して改めて、法律や環境の整備が全く整っていないということを実感しました。

自由を求めたビットコインにとっては皮肉なことですが、管理、保護を避けた仕組みの弊害が露骨に表れています。

後に振り返った時に、歴史的な事件として語り継がれていることになりそうです。

日本にビットコインの取引所が登場か

引用 Tweet の通りです。

詳細は、ウォール・ストリート・ジャーナル(有料記事)をご覧ください。

記事内では、Mt. Gox(マウントゴックス)に関心を示している他の会社についてや、この計画の懸念事項についても言及されています。

前途多難かもしれませんが、大変興味深いニュースです。

追記 2014-07-14 17:18

日本語記事も出ました。