BitPay の $30M 調達で注目すべきは金額より投資家

ビットコイン決済サービスの BitPay が $30M の調達を行っているようです。約30億円相当ですね。バリュエーションは $160M とのことです。

興味深い箇所を TechCrunch の記事から引用します。

The company is raising $30 million on a roughly $160 million valuation in a round led by Index Ventures, with Richard Branson and Yahoo co-founder Jerry Yang participating.

金額も大きいですが、注目すべきは投資家です。

  • Index Ventures
  • ヴァージン・グループ創業者の Richard Branson
  • Yahoo! 創業者の Jerry Yang

さらに、シードラウンドでも注目に値する評価を受けています。

BitPay_-_Investors___CrunchBase

The Atlanta-based company has previously raised funding from Founders Fund, along with angel investors including WordPress’ Matt Mullenweg and bitcoin regulars Roger Ver and SecondMarket CEO Barry Silbert.

  • Founders Fund
  • WordPress 創始者の Matt Mullenweg
  • SecondMarket CEO の Barry Silbert
  • Steve Jobs の中の人 Ashton Kutcher

などなど。

そして、ライバルも相当な勢いがあります。

With BitPay’s previous funding round, the company’s financing tops the combined $26 million that Boston-based rival Circle has raised from Accel Partners, or the $31 million that San Francisco-based Coinbase raised from Andreessen Horowitz and Union Square Ventures or the $20 million round that Benchmark led for Xapo.

Accel Partners、Andreessen Horowitz、Union Square Ventures、Benchmark。著名な投資家や VC が次々とビットコイン関連スタートアップに投資していることがわかります。小規模なものであれば、500 Startups の投資も話題になりました。

アメリカの投資家、スタートアップの勢いは止まりません。近い将来、イノベーションが起こる気配が濃厚になってきました。

Xapo がビットコインのデビットカードを発表

ビットコインのデビットカードと言えば、先日 CryptexCard を紹介しました。同じ分野の商品として、ビットコインウォレットサービスを運営している Xapo がデビットカードの発行を発表しました。

MasterCard を受け付けている店舗であれば、オンラインでもオフラインでも関係なく決済ができるとのことです。Xapo のウォレットからリアルタイムにビットコインの両替を行い、引き落とされる仕組みです。Xapo のウォレットには常用アカウントと、金庫として隔離されてるアカウントがありますが、決済に利用できるのは常用のウォレットアカウントのみです。

xapo debit card

事前登録は、公式サイトで受け付けています。

Xapo はセキュリティーが強化されたウォレットサービスとして紹介されてきましたが、今回の発表を期に独自の路線を切り開いていきそうです。

CoinDesk にも、紹介記事が公開されています。

セキュリティー重視の新たなビットコインウォレットサービス

安全なウォレットを売りにするサービスとしては、先日 Xapo を取り上げました。同じく安全性を売りにする新たなビットコインウォレットサービスが登場です。

GreenAddress.it というこの新しいビットコインウォレットサービスは、いくつかの特徴を備えています。

  • 送金金額の上限設定が可能
  • 閲覧専用モードがある
  • ソーシャルメディアと連携した送金オプションがある

送金金額の上限とは、特定の期間内にウォレットから持ち出せる金額の上限です。その設定を使うことにより、予期せぬビットコインの大量流出を未然に防ぐことができます。不正に送金されてしまうような状況になること自体がすでに大問題なわけですが、損失を最小に抑えることはできるということです。

閲覧専用モードとは、送金ができない、残高確認だけのためのモードです。余計なリスクをとらないために、可能な限り送金処理が実行できる状態を避けるべきだという思想でつくられています。入金されたかどうかの確認だけなら、送金機能は使えないほうが安全ですね。

ソーシャルメディアと連携した送金オプションとは、つまり長いウォレット ID を使わないでも、Twitter ID や Facebook のアカウントをキーにして送金ができるという機能です。この記事を執筆している時点で Twitter は対応待ちになっていましたが、Facebook は使えました。送金相手側のソーシャルメディアアカウントとウォレットが紐付けができていないと意味が無いのですが、このアイデアには期待が持てます。匿名性を必要としない決済においては、便利な手段となりそうです。

より詳しい紹介動画はこちらです。

Xapo は、貯蓄用の地下金庫という立ち位置です。GreenAddress.it はよりアクティブに使うシチュエーションを想定されたウォレットです。アクティブであっても、セキュアーにするという難しい問題を取り扱っています。今後の発展も期待できるウォレットサービスです。

ビットコインウォレットの Xapo が $20M を調達

セキュリティーに対して本気で取り組むウォレットサービスが登場しました。いまのビットコインに必要なものをよく理解しているサービスです。

さっそくアカウントを作ってみたところ、通常のビットコインウォレット以外に、よりセキュアーな Vault という金庫に相当するウォレットを保有できました。一定の手数料を支払うことによって利用できる、銀行の貸し金庫のようなサービスです。

Vault

金額の大きいビットコイン資産を安全に保有できる場所はあまり無いので、Xapo には一定の需要があると考えます。そしてその需要は、今後ビットコインの利用が増えた際には、大きく伸びることが予想されます。

Xapo はまた、$20M の資金調達を行ったことでも大きくニュースとして取り上げられています。初期段階での $20M という規模の調達はインパクトが大きいです。Coindesk の記事に、参加している VC も含めて詳細が書かれています。

California-based bitcoin security company Xapo has raised $20m as part of an initial round of fundraising led by Benchmark, Fortress Investment Group and Ribbit Capital.

CrunchBase によると、先行する Coinbase の現在の調達総額は $31.7M となっています。ビットコインのウォレット系サービスが盛り上がってきました。

この件は、本日の動画ニュースでも解説していますので、あわせてご覧ください。