BitPay がスマートフォンをビットコイン対応レジにするアプリを公開

BitPay が、ビットコイン決済にとって重要な製品をリリースしました。

Bitcoin Checkout is designed to be both fully-featured for solo use and simple to use alongside existing point-of-sale systems. Merchants can start accepting bitcoin today — even if their vendor isn’t among the Bitcoin Point-of-Sale Integrations we currently offer.

今回リリースされた Bitcoin Checkout は、スマートフォンをビットコイン対応レジにするアプリです。Square を使えばスマートフォンがクレジットカード対応のレジになるのと同じく、Bitcoin Checkout を使えば店頭でビットコインを受け取ることができます。

BitPay はビットコインに対応した本格的な POS システムを提供していますが、今回のアプリは小規模な店舗のビットコイン対応を実現します。

With Bitcoin Payment Protocol support, payments are sent and verified instantly, and with NFC support, payments are as simple as one tap.

NFC にも対応しています。NFC 搭載の Android 端末であれば、NFC を使った決済が可能になります。動作の様子は動画で公開されています。

Apple Pay が先行すると予想される NFC 搭載スマートフォンによる決済サービスにおいて、ビットコイン勢からも強力なプレイヤーが参加したことになります。iOS 端末の NFC は、Apple Pay 以外には開放されていません。そのため現状では NFC を使った機能を利用できませんが、将来的な対応を期待したいと思います。

今日のビットコイン価格 – ビットコインニュース #134

価格は上昇を始めたものの、慎重な動き。

動画

音声のみ

チャート

今日の価格推移
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今週の価格推移
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参考リンク

Jack Dorsey が Square のビットコイン対応に言及

Apple Pay の登場を受けて、Square の Founder/CEO である Jack Dorsey が発言をしています。

Square will be adding Bitcoin support in addition to supporting Apple Pay, based on comments from CEO Jack Dorsey.

Apple Pay は脅威にならないという発言なのですが、その中でビットコインについても言及しています。

“We’re building a register so that sellers can accept a credit card, so they can accept cash, so they can accept a cheque, so they can accept Bitcoin and so they can accept any form of payment that comes across the counter including future ones and burgeoning ones like Apple Pay,” said Dorsey.

Square は、レジを提供しているとしています。クレジットカードはもちろん、様々な支払い方法に対応できるレジを提供していると強調しています。その選択肢の中に、ビットコインや Apple Pay も含まれるとのことです。

Apple Pay、ビットコイン、共に対応時期は未定です。特に Apple Pay の場合は、ハードウェア側の対応も必要となるため、どのような形で提供されるのかが注目です。ビットコインについても、店頭で利用する場合の決済のフローが気になります。

Square Market ではすでにビットコインに対応しているため、遠くない将来に対応してくれることを期待したいと思います。

BitPay が完全無料プランで決済ビジネスの変革を狙う

BitPay が、決済手数料が無料になるプランを発表して注目を集めています。

BitPay is proud to announce a new free plan which offers basic payment processing free-of-charge, forever.

この発表により、小売店側がビットコイン決済を導入するためのプランは、2つに絞り込まれました。基本的には、手数料無料で導入できるようになります。

Today’s Internet payment system is built around credit cards, which were created in the 1950s — before the Internet existed.

インターネットが成立するより昔に完成されたクレジットカードのビジネスモデルを破壊すべく、BitPay は野心的なプランで攻めています。

さて、Coinbase をはじめとした競合他社は、どのように動くでしょうか。
Square 等のクレジットカード決済系ビジネスと競合になる日も近いです。

Square のビットコイン決済についての詳細が明らかに

Square がビットコイン決済を導入というニュースの続報です。CoinDesk がその詳細を記事にしているので紹介します。

興味深いのは、ビットコインの流れです。

“The merchant will not know if the buyer bought an item using bitcoin since they get paid in dollars.”

Square 経由で顧客から店舗にビットコインを使って支払いが実行された時、店舗にはドルで入金されるようです。そのため、店舗側はビットコインで支払われたのかどうかわからないとのことです。

The company is processing payments through San Francisco-based bitcoin wallet provider Coinbase, so its merchants will not have the ability to hold bitcoin. It was not clear if the dollars that the merchant receives will be sent from Square or Coinbase.

内部的には、Coinbase でビットコインとドルの取引が行われるとのことです。最終的に店舗に入るお金は、ドルとなります。ビットコインのままで支払いを受け付けることはできないようです。

この流れであれば、ビットコインへの理解が行き届いていない状態でも全店舗でビットコインを扱うことが可能になります。ビットコインで支払いたいというニーズを実現しつつ、店舗側のビットコインに対する認知不足や不安を回避する、適切な妥協案ではないでしょうか。

ビットコインを導入したら売上がアップしたというレポートはこれまでにもいくつか紹介してきました。ビットコイン所有者と親和性が高い分野の商品を取り扱っている場合には、数少ないビットコインが使える場所として効果的な宣伝になっていました。Square や Stripe が取り扱いを始めることで、顧客からの注目やビットコインの流れは分散していくことが予想されます。それでも、早期にビットコイン決済を導入した決済ツールの方が、取扱量が増えることになりそうです。

Shopify に出店している店舗もビットコインを決済オプションとして取り扱うことができます。日本の決済サービスや B2C/C2C のマーケットプレイス各社も、ビットコインの取り扱いをはじめてくれることを期待しています。

2014年3月ビットコイン市場の総括

ビットコインが得たものも、失ったものも大きい1ヶ月でした。

マウントゴックスの破綻Satoshi Nakamoto(中本 哲史)氏の正体に関する報道など、ビットコインの名前がメディアに登場する頻度が極端に上昇した月となりました。その結果、ビットコインという名前自体は知れ渡り、徐々に認知されるようになってきました。

特にマウントゴックスの件ではビットコインの露出が急激に増えたため、結果としてビットコインの価格が上昇するという影響も残しています。破綻というネガティブな出来事の直後でも、集まった注目が価格に反映される形となりました。そのときの様子を CoinDesk のチャートで振り返ります。

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マウントゴックスの破綻発表は日本時間の2月28日(金曜日)夕方でした。直後の週末を挟んで、北米でも新しい週が始まったあたりから、急激に価格が上昇しています。しかし結果的にはその価格を維持できず、下落続きの1ヶ月でした。この1ヶ月で上昇したシチュエーションは、月初のみとなっています。

下落続きの1ヶ月の間、ビットコイン全体では割とポジティブな話題が続いていました。特に、間接的にウォルマートでビットコインが使えるようになったりStripe や Square がビットコインの採用を表明したりと、決済ツールとしてのビットコインには良いニュースが続きました。課税に対する考え方も各国政府期間から発言されはじめ、ついに市場全体がビットコインを受け入れる準備をはじめました。

それでも、マウントゴックスの件以降、ビットコインが失った信頼は大きかったと言えます。下落続きの価格がそれを物語っています。過熱する報道の一方で、情報発信をするメディアのビットコインに対する理解の欠如も浮き彫りになり、ビットコインに対する間違った理解やネガティブな印象が広がりました。この損失は大きすぎます。ビットコインを初めて知った人たちに悪い印象を与えたことはもちろんですが、ビットコインに早期から参加していた人たちからも、ビットコインをはじめとする仮想通貨への悲観論まで出ました。

ビットコインへの正しい理解が広まらない限り、仮想通貨全体に対する信頼は揺らいだままです。

このサイトは、ビットコインの情報を発信し、理解を広め、普及に貢献することを目的として立ちあげました。この1ヶ月の騒動の中、その役割の重要性を再認識しました。いまここで、仮想通貨やビットコインの利点を再認識し、ビットコインについての情報を発信し続け、正しい理解を広めることは、これまで以上に意味があると考えています。
これからも積極的な情報配信を意識して行動していきますので、よろしくお願いいたします。