ついに始まった Google の Android Pay!ビットコインの可能性は?

Android 端末を使って支払いができるサービス、Android Pay が正式にスタートしました。

名前が似ている Apple Pay 同様、クレジットカード情報を登録しておけば、店頭では NFC でカンタンに支払いができます。開始時点では、アメリカのみ対応しています。

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POS システム販売大手がビットコイン採用を発表

これも好調な Apple Pay の影響でしょうか。

Global payments conglomerate NCR has announced that one of its merchant point-of-sale (POS) systems will soon offer bitcoin support.

POS 端末等を提供する決済大手の NCR が、ビットコインの採用を発表しました。

The integration of bitcoin into the NCR Silver POS is expected to happen sometime before the end of this year. The system will also support mobile bitcoin wallet payments and will be a free service attached to its POS platform.

時期については、なんと2014年内の提供と発表されています。さらに、モバイル端末からのビットコインによる支払いもサポートするとのことです。

NCR は、POS 端末の他にも、ATM などを販売しています。

モバイル端末を利用した決済の普及に伴い、ビットコイン決済が普及していく可能性が広がってきました。

BitPay がスマートフォンをビットコイン対応レジにするアプリを公開

BitPay が、ビットコイン決済にとって重要な製品をリリースしました。

Bitcoin Checkout is designed to be both fully-featured for solo use and simple to use alongside existing point-of-sale systems. Merchants can start accepting bitcoin today — even if their vendor isn’t among the Bitcoin Point-of-Sale Integrations we currently offer.

今回リリースされた Bitcoin Checkout は、スマートフォンをビットコイン対応レジにするアプリです。Square を使えばスマートフォンがクレジットカード対応のレジになるのと同じく、Bitcoin Checkout を使えば店頭でビットコインを受け取ることができます。

BitPay はビットコインに対応した本格的な POS システムを提供していますが、今回のアプリは小規模な店舗のビットコイン対応を実現します。

With Bitcoin Payment Protocol support, payments are sent and verified instantly, and with NFC support, payments are as simple as one tap.

NFC にも対応しています。NFC 搭載の Android 端末であれば、NFC を使った決済が可能になります。動作の様子は動画で公開されています。

Apple Pay が先行すると予想される NFC 搭載スマートフォンによる決済サービスにおいて、ビットコイン勢からも強力なプレイヤーが参加したことになります。iOS 端末の NFC は、Apple Pay 以外には開放されていません。そのため現状では NFC を使った機能を利用できませんが、将来的な対応を期待したいと思います。

Apple Pay がアメリカで始動

Apple が提供する新しい決済の手段、Apple Pay が正式に提供開始となりました。

Starting Monday, Apple Inc. will begin its bold undertaking to add a wallet to its iPhones.

まずはアメリカから、提供開始です。iPhone 6 シリーズから対応しています。

Apple Pay がビットコインにもたらす変化については、これまでに述べてきました。

いよいよ、実際に市場に提供され、変化が始まります。

Apple’s new payment service will enable shoppers to buy items at more than 220,000 stores or inside apps using an iPhone and thumbprint.

実際に使える店舗は、約22万店舗です。すでにビットコインよりもインパクトは持っています。

この後、どれほど利用者を獲得できるかが、Apple Pay にとってはカギとなります。そのためには、iPhone 6 が普及すること、店舗側が対応すること、金融機関側が対応すること、利便性を伝えてユーザーの支持を受けることなど、多くの課題が待っています。しかし、どれもすでに解決が見えているとも言えます。

まずは北米での展開を見守りたいと思います。

Jack Dorsey が Square のビットコイン対応に言及

Apple Pay の登場を受けて、Square の Founder/CEO である Jack Dorsey が発言をしています。

Square will be adding Bitcoin support in addition to supporting Apple Pay, based on comments from CEO Jack Dorsey.

Apple Pay は脅威にならないという発言なのですが、その中でビットコインについても言及しています。

“We’re building a register so that sellers can accept a credit card, so they can accept cash, so they can accept a cheque, so they can accept Bitcoin and so they can accept any form of payment that comes across the counter including future ones and burgeoning ones like Apple Pay,” said Dorsey.

Square は、レジを提供しているとしています。クレジットカードはもちろん、様々な支払い方法に対応できるレジを提供していると強調しています。その選択肢の中に、ビットコインや Apple Pay も含まれるとのことです。

Apple Pay、ビットコイン、共に対応時期は未定です。特に Apple Pay の場合は、ハードウェア側の対応も必要となるため、どのような形で提供されるのかが注目です。ビットコインについても、店頭で利用する場合の決済のフローが気になります。

Square Market ではすでにビットコインに対応しているため、遠くない将来に対応してくれることを期待したいと思います。

ビットコインと Apple Pay の比較で考える決済の未来

昨日の Apple の発表を受けて、Apple Pay でビットコインはどう変わるのかを考えました。このテーマはビットコイン関係のコミュニティーでも活発に議論されており、インフォグラフィックスも作られています。

要点

Apple Pay の潜在的な市場は

BItcoin_vs_ApplePay1

Apple Pay が使える Apple 製品は限られているので、その点を追記しています。要するに、Apple Pay が使える人は非常に限られているというデータです。

一方でビットコインは

  • SMS を使ってどんな携帯電話にも送ることができる
  • つまり70億人(というか地球人全員)に対して使えるようになる可能性がある

結局どっちの方が可能性が大きいの?

このインフォグラフィックスの言いたいことはよくわかりますが、ちょっと強引だという印象です。SMS でビットコインを送金できる対象が全体というのは言い過ぎかと思いますし、また、ビットコインを入手する環境や使用する環境も考慮されていません。ビットコインを使うことが可能な端末がどれぐらいあるか、という点のみを説明したデータになります。

使えるかどうかと、実際に使うかどうかは全くの別問題です。実際に使ってもらうためには、使いたくなってもらう必要がありますし、そのためには使うメリットを圧倒的にわかりやすく説明する必要があります。

Apple Pay は、クレジットカード登録の流れ、指紋認証を使った本人確認、NFC を使った簡単な決済など、全体がうまく設計されています。また、普及させるためのマーケティングも Apple が得意とするところです。現状では市場規模が小さくても、今後の伸びていく可能性は大きくあります。

アメリカを中心とした、金融、インターネット、流通などのインフラが整っている環境では、Apple Pay が他を圧倒する存在に成り得ます。

重要なのは、ビットコインがどういうポジションを目指していくかという点です。仮に Apple Pay が普及したとしても、ビットコインにはビットコインの良さ、特徴があります。それは Apple Pay の実質的な決済手段となるクレジットカード等では、決して実現できないものです。Apple Pay とビットコインの組み合わせが実現するか、あるいは Apple Pay のライバルとなる Google、eBay(PayPal)、Amazon などの決済サービスがビットコインに対応すれば、ビットコインにとっての追い風になります。

Apple Pay の良さをしばらく享受できない国や地域では、引き続きビットコインに大きなチャンスがあります。特に、人口が多く、金融面のインフラがまだ整っていない場所ではビットコインが果たす役割が多く残されています。Apple がそういった市場を開拓することは考えにくいため、ビットコインに対する期待も高まります。

結論として、決済の手段として考えた場合、Apple Pay にもビットコインにも違った良さ、強みがあり、両者の果たす役割は大きいということがはっきりしました。同時に、従来からあるお金を支払うという行為が、オンライン・実店舗を問わず、革命的に変わっていく可能性に現実味が出てきました。この変化の中心にいるのがビットコインだという認識に変わりはありません。

2015年前半には、実生活の中でこの変化を感じられるようになるのではないでしょうか。

Via Coinapult’s infographic on Bitcoin vs ApplePay : Bitcoin

Apple Pay でビットコインはどう変わるのか

Apple の新しい iPhone と、関連サービスが発表されました。ビットコインにとっても、大きな変化が訪れます。

注目のポイントは、Apple Pay です。iPhone を使って店頭やオンラインでスムーズ支払いが実現できるというサービスです。

開催中のスペシャルイベントより。アップルが、iPhone 6およびiPhone 6 Plusで利用できる電子決済サービス Apple Payを発表しました。

決済用のクレジットカードやデビットカードを内蔵カメラで撮影すると、カード情報を自動的に認識して銀行に照会し、利用できるようになります。iTunesの決済用カードをPassbookに追加することでも追加可能。

決済時にはワンタイムナンバーのみ店舗やサービスに伝える仕組み。NFCに対応したiPhone 6とiPhone 6 Plusで新たに利用できるようになる機能です。

2014年10月に予定しているiOS 8のアップデート内容のひとつとして提供を開始する予定ですが、iOS 8とiPhone 6 / 6 Plusのリリースよりはやや遅れる見込み。提携するクレジットカード会社はVISA、MasterCard、American Express。

同時に発表された腕時計型デバイスの Apple Watch でも支払いができるようになるとのことです。これはつまり、常に持ち歩いてる iPhone や 腕時計で支払いができてしまうということを意味します。わざわざかばんの中を探し回る必要が無くなります。

最大のポイントは、指紋認証と NFC の組み合わせです。

Touch IDの指紋認証およびセキュアエレメントと連携することで、導入するストアやアプリならば、オンライン決済でも、カード番号や住所入力を使わずに、Touch IDの指紋認証で決済が完結します。店舗側にカード情報を渡すことなく決済できる点がメリットのひとつです。アップル側でも取引データの蓄積は行わないとのこと。

支払いに関する認証処理は、iPhone でお馴染みの指紋認証で実現しています。そして、NFC を搭載することにより、店頭でも iPhone をかざすだけで支払いが完了します。

これらの特徴はすべて、簡単に支払いができるという一点に収束しています。Apple Pay を前にすれば、ビットコインでの支払い(スマートフォンを出してビットコインウォレットアプリを立ちあげて QR コードを見せて読み取ってもらう等)すら煩わしくなるほどのインパクトがあります。

Apple が NFC を採用したという事は、世界中で同じ規格に対応した端末が流通することになります。そしてそれにあわせて、世界中の小売店が我先にと NFC 対応のレジを導入することになります。決済の流れが、大きく変わります。

ビットコインにとって、これは大きな分岐点です。Apple Pay とビットコインが連動して支払い時にビットコインが使えるようになるというのがベストなシナリオだと思いますが、その実現性は不明です。果たしてビットコインは、より利便性の高い決済手段となり得るのでしょうか?Apple Pay と同等のスマートな決済ツールになるためには、外部インフラとの連携が欠かせません。そのインフラの整備を誰がリードするのか、そしてどれほどスマートな決済のシナリオを提案できるのか、課題はいろいろとあります。

もちろん、ビットコインは Apple Pay とは全く違った次元のテクノロジーです。金融のインフラが整っていない国や地域での可能性の大きさは、逆に Apple Pay の比ではありません。

つい先日、PayPal の新しい動きも発表されました。いままさに、大きな変化が起ころうとしています。

来年のいまごろ、人々はどのようにお金を支払っているでしょうか。

追伸。個人的に楽しみにしていたクレジットカードを統合するカード、Coin はどうなるのでしょうか。