中国の銀行がビットコイン取引所との取引を中止

微妙な攻防を続けていた中国のビットコイン規制について、明確な NG 判定が出ました。

中国銀行や中国建設銀行などは7日、企業や個人のビットコイン取引に関するサービスをやめたとの声明を発表した。中央銀行の中国人民銀行が取引の禁止を指示したとみられる。

このニュースを受けて、中国最大手の BTC China が Facebook 上で声明を発表しています。


中国の銀行を使った入出金はできないが、それ以外の方法では問題なく利用できるとのことです。すでに、入出金オプションから銀行を外しています。このことは事前に情報として流れていたため、BTC China 側も準備をして望んでいる様子が伺えます。

ビットコインの値動きに関しては、こちらのCoinDesk のチャートを確認してください。

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市場の反応は冷静でした。というか、先週の動画ニュース4月の総括記事でもお伝えしたとおり、この状況は織り込み済み、落ちるところまで落ちている、という判断をされたとも言えます。

2014年4月ビットコイン市場の総括

低い水準を維持し、新しいビットコインの価格水準を示した月となりました。

先月までの総括はこちらにあります。

過去には 1BTC が10万円、7万円という時期もありましたが、直近の動きからは450ドル(4万5千円前後)が妥当な価格となっています。3月までの悪い流れを受けて低い水準での動きとなっていますが、4月に強力なプラス材料も無く、価格の底上げが期待できる場面はありませんでした。

逆の見方をすれば、落ちるところまで落ちて、安定したとも言えます。

CoinDesk のチャートと、取り上げたニュースで振り返ってみます。

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前半で注目するポイントは、350ドル近くまで急落している場面です。この時、新たに中国での規制問題が発生し、中国系の取引所をきっかけとした信用不安が起こりました。口座の凍結に関する噂が出るなど、マウントゴックスの問題が頭を過った人も多かったのではないでしょうか。

しかし、すぐに状況は落ち着きます。規制が回避されるとの見通しにより価格は上昇します。それでも根本的な解決には至っていなかったために、予想通り上昇は長続きしませんでした。

またこの時、日本ではマウントゴックスの破産手続きが開始されます。買収して再建するという今後の可能性が出たり、債権者主導で再建するという提案が出たりと、中長期的にはポジにティに捉えることができる話題も合わせて出てきています。いつまでもズルズルと問題が長引いても良いことはありません。今後の方向性についてイメージできる決定がなされたことは、少なくともこれ以上の事態悪化を避ける事ができるという意味で、良い事だと言えます。
詳しくは、マウントゴックスの今後についてという動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。

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後半にかけては、ビットコインが勢いを取り戻しているような印象を受けるニュースが続きました。採掘ハードウェア販売会社のデータセンターの写真が公開されて話題を集めたり、500 Startups によるビットコイン関連スタートアップへの出資が決まったりと、まだまだビットコインに情熱を注ぐ人たちがたくさんいることを証明してくれました。

それ以外にも、MIT 全学生に対するビットコインの配布が決まったり、月末(日本時間では5月1日)にBloomberg がビットコイン市場価格を配信という良い話題が続きました。主に北米、アメリカを中心としてですが、ビットコインの流通、取引が活性化される兆しが見えてきました。

これから夏にかけては、新たな取引所が誕生したり、ビットコインを取り扱う店舗が増えたりというニュースも控えています。厳しい出来事が続いた冬を乗り越えて、ビットコインにもようやく暖かい季節が戻ってきたと言えるのではないでしょうか。

当サイト BitBiteCoin.com では、これからも引き続きビットコインの情報をお伝えしていきます。これまで平日毎日配信としていた動画ニュースについても、配信スタイルを少し変更し、リニューアルする方針です。まずは毎週のまとめニュースというスタイルを導入し、より質の高い情報を配信できるように努めていきます。

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オハイオ州でビットコインによる酒類の販売が禁止に

タイトルの通りですが、アメリカのオハイオ州で酒類の販売においてビットコインを使うことが NO となりました。アメリカの政府としてはじめて、このような禁止処置が出たことになります。

CoinDesk の記事によると、理由としてあげられる点は次のとおりです。

Ohio’s Liquor Control Law under Chapter 4301 expressly mentions ‘payment of money’ in its rules governing the provision of alcohol. It does not use the word ‘currency’. This again raises questions about the exact definition of ‘money’ versus ‘official legal currency’. The state’s law is quite specific in the way it defines various forms of alcoholic drinks.

オハイオ州では酒類の売買において、「お金」を使うことが規定されています。ビットコインはお金ではなくモノだという判断が各地で広がっている現状では、アメリカ政府が認める「お金」だと主張することはできないため、ビットコインは使うことができなくなります。また、ビットコインの価値が乱高下していて安定しないことも問題として捉えられています。

ビットコインはお金なのか?という問は、このような形で今後も様々な商取引やルール作りに影響を与えていきそうです。

参考リンク

2014年3月ビットコイン市場の総括

ビットコインが得たものも、失ったものも大きい1ヶ月でした。

マウントゴックスの破綻Satoshi Nakamoto(中本 哲史)氏の正体に関する報道など、ビットコインの名前がメディアに登場する頻度が極端に上昇した月となりました。その結果、ビットコインという名前自体は知れ渡り、徐々に認知されるようになってきました。

特にマウントゴックスの件ではビットコインの露出が急激に増えたため、結果としてビットコインの価格が上昇するという影響も残しています。破綻というネガティブな出来事の直後でも、集まった注目が価格に反映される形となりました。そのときの様子を CoinDesk のチャートで振り返ります。

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マウントゴックスの破綻発表は日本時間の2月28日(金曜日)夕方でした。直後の週末を挟んで、北米でも新しい週が始まったあたりから、急激に価格が上昇しています。しかし結果的にはその価格を維持できず、下落続きの1ヶ月でした。この1ヶ月で上昇したシチュエーションは、月初のみとなっています。

下落続きの1ヶ月の間、ビットコイン全体では割とポジティブな話題が続いていました。特に、間接的にウォルマートでビットコインが使えるようになったりStripe や Square がビットコインの採用を表明したりと、決済ツールとしてのビットコインには良いニュースが続きました。課税に対する考え方も各国政府期間から発言されはじめ、ついに市場全体がビットコインを受け入れる準備をはじめました。

それでも、マウントゴックスの件以降、ビットコインが失った信頼は大きかったと言えます。下落続きの価格がそれを物語っています。過熱する報道の一方で、情報発信をするメディアのビットコインに対する理解の欠如も浮き彫りになり、ビットコインに対する間違った理解やネガティブな印象が広がりました。この損失は大きすぎます。ビットコインを初めて知った人たちに悪い印象を与えたことはもちろんですが、ビットコインに早期から参加していた人たちからも、ビットコインをはじめとする仮想通貨への悲観論まで出ました。

ビットコインへの正しい理解が広まらない限り、仮想通貨全体に対する信頼は揺らいだままです。

このサイトは、ビットコインの情報を発信し、理解を広め、普及に貢献することを目的として立ちあげました。この1ヶ月の騒動の中、その役割の重要性を再認識しました。いまここで、仮想通貨やビットコインの利点を再認識し、ビットコインについての情報を発信し続け、正しい理解を広めることは、これまで以上に意味があると考えています。
これからも積極的な情報配信を意識して行動していきますので、よろしくお願いいたします。

Bitcoin 社が中国からのアクセスを遮断というネタが話題に

日本には1日遅れでやってきたエイプリルフールネタです。

CoinDesk が出したネタ記事ですが、時差の関係でエイプリルフールじゃない地域の人は衝撃を受けたようです。「中国からはビットコインが使えなくなる」というのは本当にありそうなネタなので、Bitcoin 社という下りが無かったら取引価格に影響を与えるところでした。

中国の説明など、ネタとしてなかなか攻めている注目の記事はこちらです。

ニューヨークがビットコイン取引所開設に前向きな姿勢を見せる

ニューヨークに新たなビットコインの取引所が開設される可能性があると以前にお伝えしていましたが、ニューヨーク州金融サービス局が新たな取引所開設の申請に対して前向きな姿勢を見せたと発表されました。

これまで規制や監視とは無縁だったビットコインですが、Mt. Gox(マウントゴックス)の一件依頼、取引市場においては規制や監視、そして投資家の保護が必要だという議論が加熱しています。この度ニューヨーク州においても、適切な規制を検討した上で、取引所の開設を許可できるように検討をするということです。

ビットコインを使った決済においては、規制や監視が無いことがやはり大きなメリットとなっています。しかし、取引市場経由で投資家の資金をビットコイン市場に流す過程には、規制や保護が必須となることでしょう。Mt. Gox 危機を乗り越えて、引き続きビットコインの取引市場が活性化されることを期待せずにはいられません。