The Founders 1 前編 – Jun Yamadera(山寺 純)

Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.
(優れたテクノロジーは魔法と区別がつかない)
— Arthur C. Clarke

山寺さんと初めて会ったのは、とある大手ベンチャーキャピタルの本社オフィスでした。僕とそのベンチャーキャピタルとの会話を数分聞いたあと、話を遮って言い放った言葉がいまでも忘れられません。

この段階で、この話の価値を理解していない人たちと、仕事をする必要はない。

その場を凍りつかせたあと、2人で思う存分語り合いました。

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Mt. Gox(マウントゴックス)に関するその後の報道を受けて

先週世界中から注目を集めた Mark Karpales 氏の逮捕に関して、その後の報道をまとめます。

※先にはっきりさせておくと、自分は債権者という立場です。結構な金額でしたよ、ええ。

逮捕後、週末の間に徐々に情報が出てきました。

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Bitstamp が $5M 相当のビットコインを失い業務を一時停止

2015年のスタートは、深刻なニュースからとなってしまいました。Mt. Gox(マウントゴックス)亡き後、数あるビットコイン取引所をリードしてきた Bitstamp に、問題が起きています。

Bitstamp が管理するビットコインのウォレットに問題が生じ、顧客からのデポジット処理が停止されました。すぐにその問題の原因が発表されたのですが、深刻な事態が発生していました。

Bitstamp has released a new statement regarding the security of its website, admitting that it has lost “less than 19,000 BTC”, about $5.1m at press time.

Bitstamp からの発表内容は、$5.1M(約6億円)相当のビットコインを失ったという内容でした。セキュリティー上の問題で、ホットウォレットからビットコインが無くなったとのことです。

現在、Bitstamp は業務を一時停止しています。原因の究明、問題の解消がされるまでは、このまま使えません。早急に問題を解決して業務を再開し、これ以上の信頼失墜が起きないように努めてもらいたいと願います。

Coinbase がビットコイン預け入れ用の新サービスを追加

ビットコイン全体が勢いづいています。他のニュースに埋もれてしまって目立ちませんが、ビットコイン決済・ウォレットサービスの Coinbase が着実な進化を遂げました。

Coinbase は、通常のウォレットに加えて、保管・預け入れ用のアカウントを開設できるようになると発表しています。

セキュリティー重視のビットコイン保管先としては、Xapo があります。決済プロバイダーになる Coinbase にビットコインを安全に保管できるようになるのであれば、需要も多いと予想されます。

ビットコイン関係はどの分野にも競合が出てきて、良い競争が起こっています。日本国内の市場の成長も期待したいです。

Via Coinbase introduces Vault | Hacker News

Xapo がビットコインのデビットカードを発表

ビットコインのデビットカードと言えば、先日 CryptexCard を紹介しました。同じ分野の商品として、ビットコインウォレットサービスを運営している Xapo がデビットカードの発行を発表しました。

MasterCard を受け付けている店舗であれば、オンラインでもオフラインでも関係なく決済ができるとのことです。Xapo のウォレットからリアルタイムにビットコインの両替を行い、引き落とされる仕組みです。Xapo のウォレットには常用アカウントと、金庫として隔離されてるアカウントがありますが、決済に利用できるのは常用のウォレットアカウントのみです。

xapo debit card

事前登録は、公式サイトで受け付けています。

Xapo はセキュリティーが強化されたウォレットサービスとして紹介されてきましたが、今回の発表を期に独自の路線を切り開いていきそうです。

CoinDesk にも、紹介記事が公開されています。

Mt. Gox(マウントゴックス)を買収して再建する計画が発表される

いよいよ、動き出すかもしれません。停滞していたマウントゴックスの状況に変化が訪れています。

CoinDesk が伝えた記事を引用します。

William Quigley, managing director of Santa Monica-based venture capital firm Clearstone Venture Partners, and part of a group of investors aiming to resuscitate the collapsed exchange, recently appeared on CNBC to talk about the bid.

VC と投資家のグループが、マウントゴックス再建に向けて買収のオファーを出したと発表しています。

The proposal offered to purchase Mt. Gox for just 1 BTC, and first surfaced on 10th April.

提示金額は、1ビットコインと報じられています。

CNBC のインタビュー動画にて、詳しい背景が説明されています。

要点は次の通りです。

  • シリコンバレーのいろんな投資家がビットコイン関係に投資をしている
  • これはインターネットが登場した時に似ている
  • 今後の成長には取引所の安定が大切な役割を果たす
  • その中でもマウントゴックスが与える影響は依然として大きい
  • マウントゴックスのセキュリティー問題を解消して取引所として再建する

債権者の扱いや負債への対応など解決すべき問題は山積みですが、これは大きなニュースです。うまく動き始めれば、ビットコインの価格上昇、安定において、これまでに無いインパクトを与えると期待できます。

セキュリティー重視の新たなビットコインウォレットサービス

安全なウォレットを売りにするサービスとしては、先日 Xapo を取り上げました。同じく安全性を売りにする新たなビットコインウォレットサービスが登場です。

GreenAddress.it というこの新しいビットコインウォレットサービスは、いくつかの特徴を備えています。

  • 送金金額の上限設定が可能
  • 閲覧専用モードがある
  • ソーシャルメディアと連携した送金オプションがある

送金金額の上限とは、特定の期間内にウォレットから持ち出せる金額の上限です。その設定を使うことにより、予期せぬビットコインの大量流出を未然に防ぐことができます。不正に送金されてしまうような状況になること自体がすでに大問題なわけですが、損失を最小に抑えることはできるということです。

閲覧専用モードとは、送金ができない、残高確認だけのためのモードです。余計なリスクをとらないために、可能な限り送金処理が実行できる状態を避けるべきだという思想でつくられています。入金されたかどうかの確認だけなら、送金機能は使えないほうが安全ですね。

ソーシャルメディアと連携した送金オプションとは、つまり長いウォレット ID を使わないでも、Twitter ID や Facebook のアカウントをキーにして送金ができるという機能です。この記事を執筆している時点で Twitter は対応待ちになっていましたが、Facebook は使えました。送金相手側のソーシャルメディアアカウントとウォレットが紐付けができていないと意味が無いのですが、このアイデアには期待が持てます。匿名性を必要としない決済においては、便利な手段となりそうです。

より詳しい紹介動画はこちらです。

Xapo は、貯蓄用の地下金庫という立ち位置です。GreenAddress.it はよりアクティブに使うシチュエーションを想定されたウォレットです。アクティブであっても、セキュアーにするという難しい問題を取り扱っています。今後の発展も期待できるウォレットサービスです。