ビットコインのハードフォーク問題 vol.2 – ユーザーが気をつけること

ビットコインのハードフォーク問題 vol.1ではハードフォークとは何かを説明しましたが、今回はハードフォークが起きたときにユーザーが気をつけるべきことについて話したいと思います。

(1)イーサリアムのハードフォークの時に起こった問題って?

リプレイアタック/リプレイ攻撃という問題が起きました。vol.1でも述べたように、ハードフォークが起きるとビットコインの場合、10BTCを持っていたら、10BTCと10BTUをもらうことになります。イーサリウムはハードフォークしてETHとETCに別れ、それまで持っていたらETHと同じ数のETCが分配されました。

まず、取引所からETHとETCを自分のウォレットAに引き出します。

次にウォレットAから自分の他のウォレットBにETCだけ送ります。

そしてウォレットAから取引所にETHを再び預けます。

そして取引所からETHを引き出すと、同じ数のETCも一緒に引き出せます。

この繰り返しをすることで取引所のETC残高がなくなるまでETCを引き出せる状態が、一部の対策をしていなかった取引所で起きてしまいました。これをリプレイアタック/リプレイ攻撃といい、イーサリウムのハードフォークのときに問題になりました。

(2)ハードフォークが本当に起きた時に気をつけることは?

自分の使っているウォレットがBTCとBTU両方に対応するまでは、送金などをしないこと。コインがなくなる可能性があります。

(3)安全なことを表明している取引所やウォレットってあるの?

基本的には自己責任なので、自分でどうにかするしかありません。取引所によってはBTUの取扱がなく、引き出せないという状態が起きる可能性もあります。ハードフォークが起きる前に、秘密鍵を自分で管理できるウォレットにコインを移動するのが最善策かと思われます。

モバイルウォレット

https://electrum.org/#home

https://copay.io

ペーパーウォレット

https://www.bitaddress.org/

ハードウォレット

KeepKey

Ledger Nano

Ledger Nano S

Trezor

(4)ハードフォークが決定されるってどういうタイミング?

ハードフォークはいつ実行しても良く、Bitcoin Unlimitedの開発者たち次第です。

(5)ハードフォークは、起こるとしたらいつ頃起こりそう?

vol.1で載せた3月18日の19取引所からの声明にも、

我々としては強固な”two-way replay”(2チェーン間におけるトランザクションの重複ブロードキャスト)防止策の実装を強く要望いたします。

とあったように、リプレイ対策が行われない限り取引所でBTUが通貨として認められません。そのため、リプライ対策が行われて通貨として認められてからになると考えられます。具体的な日を現段階で予想することはできません。

(6)取引所はリプレイ対策しているの?
公式に見解を出しているbitFlyerさんからは情報をいただきました。bitFlyerではリプレイ攻撃は対策可能で、現在対策準備中とのことです。詳細についてはこちらをご確認ください。
この他にもユーザーのみなさんが気になることなどございましたら、コメント、フィードバックお待ちしております。

 

投稿者: Ayano

東京生まれ。高校時代はスイスに留学、その後イギリスの大学に進学。卒業後、外資系金融機関に勤務。2016年よりロサンゼルス在住。

コメントを残す